Talk About ロック・コール
〜ロックについて語るセリフ集・深読みスペシャル〜
すべて知り尽くしてるつもりでも
思えば11年、
忘れたことも、勘違いもあるはず。
今いちど、「真の」ロック・コールを検証しよう!
今回は、第三者によるロックについてのエトセトラ。
獣ヶ原で。マッシュとカイエンがガウに遭遇。すっかりカイエンが気に入ったガウが「ピカピカした宝物」をプレゼントをすると言い出して・・・
マッシュ「ピカピカかあ・・・ ロックが聞いたら、羨ましがるだろうなあ・・・」
ガウ「ロックって だれだ? わるいやつか おいらの宝 とろうとしてるのか?」
このあとマッシュは「ロックって言うのは・・・・」と説明を始めますが、落ち着きのないガウに「人の話を聞けよ!」と一喝して、話は終わってしまいます。なんていうつもりだったのか・・・
「そんなところだ、ガウ」
って、とこでしょうか。
ナルシェ。ケフカとの決戦のため、炭鉱の山頂に向かう途中で、エドガーが、セリスに。
エドガー「ロックもいろいろと過去を持つ男だ。
さっき君を庇ったのを、愛情だと勘違いして、惚れちゃいけないぜ。」
わざわざ釘を刺す、エドガー。つまり、こういう「勘違い」はこれまでにもよくあることだった、とも、読み取れます。
つまり、ロックは「天性のすけこまし」ということに。
ところで、エドガーは、もうすでにセリスの気持ちに気付いてるようです。
さすがに、「マメさ」で「すけこまし」の地位を不動にしている男は、眼力が違います。
セリスは「私とて軍人の端くれ。そう簡単に心を動かしたりしはない!」
と、かっこいい啖呵をきって返しますが・・・
コーリンゲンで。
村人(おばあさん)「あんたらロックの知り合いかい?
あいつはこの村に来ると、必ずレイチェルの家に寄っていくんだ・・」
ロックがパーティにいないと、おばあさんがこんなふうに話してくれます。
ちなみに、ロックがいると「おやロックかい?レイチェルの家には行ったかい?」と訊ねます。
焼け跡のまま、朽ちていく、レイチェルの家を訪ねるロック。
切ないです。
コーリンゲン・きちがいじいさんの家で。
じいさん「ロックの、たっての頼みとあっちゃあねえ・・
薬を使わないわけには、いかないもんねえ・・」
なんか、ロックに借りがあるんだろうか。じいさんには。胡散臭げな過去がにおいたつ。
コーリンゲン・ロックの回想の中で。記憶を失ったレイチェルをあきらめられないロックに。
盗賊「お前さんは、レイチェルの側にいないほうが良いんだよ。
あの娘はまた新しい人生を見つけるさ。
ロック・・ お前がいたら、それさえもできやしないんだぜ。」
これを言ってるのが盗賊ってとこがポイント。
そんな人でも、思わずこんなアドバイスをしてしまうほどに、当時のロックは打ちひしがれていたんだろうな、と想像できる。
オペラ座で。オルトロスの登場でオペラの主役の歌手が気絶して、ロックがとっさに代役を務める。その演技を見て。
ダンチョー「あちゃ〜 へたクソな演技しおってからにィ!」
やっぱり。
アルブルグで。レオの壮絶な死のあと、ケフカの裏切りで深手を負ったシャドウの飼い犬・インターセプターが登場。傷の手当てをしてやるロックに。
セリス「優しいのね。」
ハイ、ハイ。と。
世界崩壊。
孤島で。シドが病気から回復していると、セリスの旅立ちに当たっていう言葉。
シド「セリスよ。外の世界に出ろ。きっと仲間は生きているはずだ。
セリス「うん。私行くわ。そしてきっとここへまた戻ってくる。皆を連れて。
シド「ロックとやらもな・・・・」
シドは、ロックがセリスにとって、たった一つの希望だということを、なぜか知っているようです。
娘を嫁に出す父のような遠い目で、どうぞ。
一方、そのころロックは・・・。
それをシドは知る由もなし。
崩壊後、孤島で。シドが亡くなった場合、海に身投げするセリス。しかし、浜辺に流れ着き、めざめて最初に目にしたものは、一羽の鳩。
セリス「ふ・・・・・あなたが守ってくれたの?何の希望もない私を助けて一体・・・
このバンダナは?もしや・・・・・
ねえ、あなた 今どこから来たの?あなたの傷の手当てをしてくれた人は生きているの?
ねえ 答えて・・・・
あの人は・・生きているのね。
ロック・・・・・」
まるで根拠のない希望にすがるセリスが切ない。
このときセリスの頭ん中のロックは、バラの花しょってるにちがいない(笑)
一方そのころロックは・・・。
もちろんセリスは知る由もなし。かわいそー。
サウスフィガロ・パブで。「ジェフ」追跡中に手下の盗賊が言うせりふ。
盗賊「生き返りの秘宝を探し歩いている若者がさっきまで町にいたよ。」
これがロックかどうかははっきりしないが、明らかにロックを匂わせる。
順当にまわれば、ロックの消息についてはじめて知るセリフが、これ。
つまり、生死さえ分からない仲間たちより、秘宝探しを優先している、ということだ。
たったひとりで孤島を出て、旅を続けてきたセリスはどんな気持ちで聞いたのか。
コーリンゲン・きちがいじいさんの家。
じいさん「えっ?ロックかい?
きっと伝説の秘宝を、捜し求めて世界を飛び回っているだろう。
ん?だからね えっ
その秘宝の隠し場所を、あんた達も追っていけば、行き着く先に
ロックがいるって事さ。」
これは推測に基づいて言ってることではあるが、少なくとも、じいさんは、ロックってのは世の中こんなことになっててもお宝探しをしてるような人だ、と思ってるいうことになる。
つまり、少なくとも以前はそういう人だった、ということだ。
そして、どうやら崩壊後、コーリンゲンには現れていないらしい、ということが分かる。
竜の首コロシアム。客の帝国兵のセリフ。
帝国兵「俺は帝国兵!…の生き残り。
バンダナを巻いた、お前達の仲間にとっておきの情報を教えてやったぜ。
「皇帝に2度話しかけろ」
ガストラ皇帝が秘宝を隠した場所のヒントだ。」
「バンダナ」という言葉で、はっきりとロックの消息だと分かるセリフ。
仲間ほったらかしで秘宝を捜し歩いていることがここで決定的に。
つらい旅路の果てに・・・哀れセリス。
ナルシェ。お宝部屋にひとつ鍵のかかった宝箱が残っているが、それについて居合わせたコソドロが教えてくれるセリフ。
コソドロ「おや? あんたたちどっかで?
まあ、いいか… この町にはもう何も残っちゃいねーよ。
モーグリが1匹いるだけだ…
家には鍵かかかっているし…
トレジャーハンターでもない限りあの鍵はあかないぜ…
ちっ!」
トレジャーハンターはコソドロより格が上らしい。
ロック再加入。
コーリンゲン。念願の復活の秘宝を使い、レイチェルをよみがえらせたロックに、レイチェルが言うせりふ。
レイチェル「ロック… …
私 しあわせだったのよ…
死ぬとき、あなたのことを思い出してとても…
とても、しあわせな気持ちで眠りについたの。
だから…
あなたに言い忘れた言葉…
ロック… ありがとう。」
ハッピーエンドじゃなかったけど、すごく価値のある恋だったのね(涙)。レイチェルは、さらに、こんなふうに言葉を続けます。
レイチェル「もう行かなきゃならない…
あなたがくれた、しあわせ…
本当に、ありがとう…
この私の感謝の気持ちで、あなたの心を縛っている、その鎖を断ち切ってください…
あなたの心の中の、その人を愛してあげて。」
「その人」は、セリス、と解釈するのが妥当と思われますが、ここでも釈然としない。
けれど、少なくともレイチェルは、ロックは後悔とか後ろめたさとかでロック自身の気持ちや現実を受け入れることを拒否している、と思っているようだ。
その説に従うと、一向に態度のはっきりしないロックの言動が納得できる。彼は彼なりに、葛藤していた、ということだ。とうとう、ロック自身がそれを白状することはなかったが。
ロックもそれなりに、切ない心境を抱えていた・・・・相手が誰であれ。(←ここがポイント)
ジドール。父親に会いに行くガウをおめかしさせるイベントで。
ロック「や・り・す・ぎ!!
ったくもう…
やはり頭にはバンダナを巻いてだな…
エドガー「バンダナのどこが立派な格好なんだか…
ロックに品性を求めるのは到底無理なことか…」
単にじゃれ合ってるようにも見えるけど、このあとケンカになるところを見ると、・・・やっぱり本音といえよう。
エドガーは「ロックに品性はない」とおもっているらしい。
しかし、自分のセンスが一番、と、みんながみんな思っているところが、とてもこの人たちらしい。
ロック語録での、ロック自身の言葉の分析は、
ひとなつこく見えて、本心を言わず、
セリスの気持ちを知りながらもてあそぶ、といった
罪作りなヤツ、ということで落ち着いてましたが(笑)
第三者の言葉を分析していくと、
はじめて彼の葛藤がわかってくるみたいです。
おお、Yって奥が深いぞ。
おしまい